足の爪が食い込んで痛い…陥入爪というこの症状にしばらく苦しんだとぶとうふ。
病院で受けた処置と、なりかけたときに使っている超簡単紙での処置方法をご紹介します。
足の爪は切りすぎ注意!深爪巻爪とも違う、痛い陥入爪
運動部に入っていたとぶとうふ。傷めないために足の爪は短く切っておりました。
ある日、なんだか爪の端が痛い気がする。放っておくと痛みは増し、うっすら赤く腫れるように。
これは爪が食いこんじゃってるんだな、その部分をうまく切ればいいわけね、と痛みに耐えながら爪を持ち上げ、食いこんでいた部分の爪を切り落とします。痛みは軽くなり翌日には腫れも引き。さっすが私器用やわ~、と自分で対応できたことに満足満足。
しかし数日後、爪が伸びるとともにまた痛みが。切り方が足りないんだなと更に深く切り、伸びて痛み…を繰り返しているうちに、触っただけでも飛び上がるほど強い痛みが…
これはとぶとうふが高校生の時の話です。
読んでくれている皆様も同じ悩みをお抱えでしょうか。多くは足の親指の爪、伸びかけの爪が皮膚に食い込んで痛いんですよね。
この状態のことを陥入爪(かんにゅうそう)といいます。病名というよりは症状名、爪の先やふちが肉に食い込んでいる状態のことをさすそうです。
主な原因は爪の切りすぎ。爪が伸びていることが原因だと思って必死に切っていたいたとぶとうふは、病院でそう言われたときにショックを受けたものです。
改善するためには爪を適度に長く保ち、爪の角が食い込まないようにすることが大事なんですが、一度なってしまうと、そのまま爪を伸ばすことが難しいくらい痛い時も。
病院に行くとどうなるのかの経験談と、軽いうちには聞くかもしれない自己流応急処置を紹介したいと思います。
巻き爪と陥入爪との関係
その前に、混乱しやすい巻き爪と陥入爪の定義のご紹介。
陥入爪は爪が皮膚や肉に食い込んでいる状態のこと。巻き爪ではなく平べったい爪も起こります。自覚する時点で痛みや腫れの症状があることが多いでしょう。
巻き爪は爪がくるっと内側に丸まっていること。陥入爪になっていないこともありますし、陥入爪にはなっていなくても爪が切りづらいなどの困りごとが発生する場合もあります。
巻き爪が重いと陥入爪にもなるケースが多いため、混同されることも多いです。私は陥入爪でしたが巻き爪ではありませんでした。が、病院では「巻き爪」という呼び方をされていました。(当時は陥入爪という言葉も知らなかったので巻き爪なのだと思っていました)
それぞれの症状の図が書いてあるこちらの記事がわかりやすいですよ。
日経ヘルス 巻き爪・食い込んだ爪 カールしないよう爪を広げる
爪が足に食い込んで痛い時はどうしたらいい?陥入爪の治療経験と応急処置紹介
早めに病院に行こう。対応してもらえる処置例と注意点
痛みが出ている場合、病院に行くのが一番です。私も、痛い⇔切るを自分で繰り返した結果悪化させ、病院で処置をしてもらいました。
自分では切れずに残ってしまった、皮膚に食い込んでいる爪のとげのような部分を切ってもらいました。詳しくは覚えていないのですが、伸びても痛くないように切ってもらったように思います。自己流で処理をしていた時とは異なり、その後一気によくなりました。
もっと早く行けばよかったとも思うし、あれ以上遅れなくてよかったとも思っています。
皮膚科が専門のようですが、私はかかりつけのクリニックで処置してもらい、特に皮膚科の先生ではなかったと思います。
痛みがひどい場合はちゃんと主張しよう
病院での注意点としては、痛みを適切に伝えようということ。
見た目が地味なため、うっかりすると痛みを理解してもらえないことがあるんですよね。
「伸びたら治りますよ」と、化膿止めの薬を出されて終わりになりかけたことを覚えています。
それで耐えられそうな場合はいいんですけどね。今日歩くのが辛いんですという状態だったので、主張して外科治療をしてもらうことになりました。あのまま帰ってなくてよかった…
経験したことない人は「さかむげみたいな感覚?」って想像するみたい。
全然違うんだー!常時痛いうえに、ぶつけたときにはしばし絶句ってくらい痛くなりうるんですよ。2mm程度の腫れになぜ、って自分でも思うほど…
ご家族やお子さんが痛みを主張している場合、理解してあげてくださいね。
麻酔の選択肢があればおすすめします
私は医療者ではないので専門的なことは書けないのですが。
もとの痛みが強く、行った病院で麻酔をかける選択肢がある場合、かけてもらうことをおすすめします。
というのも私の場合、爪を切るという処置内容が痛いというより、陥入爪の部分に触られることそのものが耐えられないくらい痛い状態だったんですね。で、初回の時、注射で足に局所麻酔を打ってもらったんですけど、後から思うとそれがうまく聞いてなかったみたいで、処置中信じられないくらい痛かったです。あの時から人生倍くらい生きているけれど、今まで生きていた中で一番痛かったです。
これから病院に行く方、脅してごめんなさい。違うんですよ。
私の場合、日を変えて左右両足治療してもらったんですが、2回目の時は麻酔が効いたらしくて、ほとんど痛みがなかったんですよね。その時に「あぁ…初回は麻酔が効いてなかったんだな…」と悟ったんですけど。
だから、麻酔の選択肢があるならかけてもらうこと、処置の途中で効いてないのではと思うくらい痛かったらそれも主張することをお勧めします。
※院によっては、麻酔を利用しない処置をしているところもあるかもしれません。上記は個人的な・古い体験談でしかないので、お医者さんとしっかり相談して確認して進めてくださいね。
自己流の場合は、テーピングやコットンで
とっさに病院に行けない場合の応急処置も、WEBにていくつか紹介されています。
テーピングやコットンで行うものが多いみたい、家にある場合は試してみるといいですね。
みその接骨院 巻き爪専科さん コットン、テーピングでの処置方法
とぶとうふ自己流。家にある物でのとっさの応急処置
テーピングやコットンさえ家にない時のさらなる応急処置として、私が行っている超簡易措置をご紹介します。
軽い痛みがあって和らげたいときや、うっかり爪を切りすぎてこのままだと陥入爪になりそうというときの予防に使っています。方法は
紙をはさむ!!
手順にするまでもないんですが
1.紙を切る
これくらいの大きさに、普通紙を切ります。普通のコピー用紙で大丈夫です。
2.痛いところの爪をぐいっと持ち上げて紙を挟む
爪が直接の食い込んでいるところに差し込んで紙で守るイメージ
3.紙が取れづらいように周囲をできるだけ切り落とす
これだけです。紙挟んでるだけなのですぐ落ちますが、椅子に座っているときなんかは結構持ちますし、とにかく簡単。
寝る前にもやっておくといいですよ。朝起きるとたいてい取れていますが、何時間かはもっているようで、そのまま寝たときより痛みが和らいでいます。
私の場合最近はこの方法数日様子を見ているうちに、痛みがなくちゃんと爪が伸びていくことが多いです。
ただそれは、最近は爪を深く切ってしまうことがなく軽傷だから。ひどい場合はこれでは対応できませんので、早めに病院に行ってくださいね。
また、試す場合は自己責任でお願いします!
放置して伸びるのを待つとどうなる?
ネットで検索すると「伸びると直る」という情報がよく出ていますが、それは軽傷だったり適切な処置ができている場合。自己流での対応も含め、放置して伸びるのを待っていると却ってひどくすることがあります。
悪化させると、過去の私のようにいつ足をぶつけるかと日常が恐怖になりますし、もっと悪い場合は傷口から最近が入って更に重篤な病気の原因になることもあるそうです。
繰り返しますが、痛みがある場合は早めに病院に行くことをお勧めします。
陥入爪にならないために…普段から気を付けること
爪を切りすぎない。これにつきます。
足の親指の爪って、爪切りで途中まで切って最後は手で引っ張ってしまうこと、ありますよね。
あれをやると、思いがけず端っこが深く切れてしまうことが。何度後悔したことか~
最後まで爪切りで調節して、長めに切るようにしましょう。
切りすぎたかも、と思ったら紙やテーピングで予防して、悪化させないように気を付けてくださいね!
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